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食事摂取基準

食事摂取基準とは、国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防などを目的として、エネルギー・栄養素の摂取量の基準を示したものです。
年齢、性別、身体活動レベル(暮らしぶり)の内容によって違いがあり、その値は厚生労働省により示されています。

本サイトでは、エネルギー・各栄養素の摂取状況の評価に「日本人の食事摂取基準(2010年版)」を用いております。

以前は、望ましい摂取量として、「栄養所要量」という1点の値が示されていました。しかし食事摂取基準では、不足や過剰が起こる確率を考慮して、望ましい摂取量を「点」ではなく「範囲」として示しています。この範囲を定めているのが、以下の指標です。

【食事摂取基準の指標】

指標名説明
推定エネルギー必要量(EER) エネルギーが不足する危険と摂りすぎの危険の両方が、最も小さくなるエネルギーの量
推定平均必要量(EAR) 同じ性・年代の人々の半数(50%)が、必要量を満たせると思われる1日の栄養素の量
(測定結果をもとに算定)
推奨量(RDA) 同じ性・年代の人々のほとんど(97-98%)が、必要量を満たせると思われる栄養素の量
(原則として、推定平均必要量+推定必要量の標準偏差の2倍)
目安量(AI) 同じ性・年代の人々が、栄養状態を良好に保つのに十分な栄養素の量
(推奨量がわからない場合に設定)
目標量(DG) 同じ性・年代の人々が、生活習慣病の一次予防のために当面の目標とすべき栄養素の量または範囲
(摂取量を望ましい量に近づけるための当面の目標を示す、望ましい量を範囲として示す、望ましい量の上限を示すなどの目的で設定)
耐容上限量(UL) 同じ性・年代の人々のほとんどが、摂りすぎによる健康障害を起こすことのない最大限の栄養素の量

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