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DIT(食事誘発性体熱産生)

食事をすると、食べ物をかんで飲み込み、消化し、吸収するといった活動が活発になることで体熱が産み出され、エネルギー消費量が増えます。この現象は食後まもなくから起こり、1時間後に最高となった後、徐々に減りつつ5-10時間ほど続きます。これをDIT(Diet Induced Thermogenesis:食事誘発性体熱産生)といいます。食事誘導性熱産生、食事誘導性熱代謝、特異動的作用(SDA:Specific Dynamic Action)などとも呼ばれます。

DITとして消費されるエネルギーは栄養素によって違い、たんぱく質で約30%、脂質で約4%、炭水化物で約5%とされています。日本人の1日の食事を総合すると、消費エネルギーの約10%をDITが占めるといわれています。

ただし食事回数が減ると消化管の活動の機会も減るため、DITは減ってしまいます。また、食べるときにかむ回数が減ることでもDITは減ります。つまり同じエネルギー(カロリー)を摂るのでも、食事を抜かず、早食いせずよくかんで食べたほうが、DITが多くなり、太りにくいといえます。

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